「新版 ブルー・オーシャン戦略」(著 W.チャン・キム、レネ・モボルニュ)既存の競争市場から脱却し、競争のない市場を創り出す。新規事業のアイデアを求める方、組織内での従業員や取引先の巻き込み方、社内政治の乗り越え方のヒントを探している方に。

「新版 ブルー・オーシャン戦略」(著 W.チャン・キム、レネ・モボルニュ)既存の競争市場から脱却し、競争のない市場を創り出す。新規事業のアイデアを求める方、組織内での従業員や取引先の巻き込み方、社内政治の乗り越え方のヒントを探している方に。

こんにちは。tomoです。

今日は本のお話を。

新版 ブルー・オーシャン戦略」(著 W.チャン・キム、レネ・モボルニュ)

ブルー・オーシャン戦略とは、既存の競争の激しい市場を「レッド・オーシャン」、競争のない未開拓の市場を「ブルー・オーシャン」とし、その「ブルー・オーシャン」を創り出す戦略のことです。
本書ではブルー・オーシャンを創造するためのフレームワーク、ツールが紹介され、戦略の組み立てから組織を巻き込んで戦略を浸透させ成功に導くための手順が豊富な事例とともに説明されています。
本書のポイントは、ブルー・オーシャン戦略の土台となっている「バリュー・イノベーション」です。「バリュー・イノベーション」とは原価(コスト)を押し下げながら買い手にとっての価値を高める状態のことです。
「バリュー・イノベーションって何?」と思いますよね。
そこで具体例としてライブ・エンターテイメントの新境地を切り開いたと言われるシルクドゥソレイユが紹介されています。シルクドゥソレイユの「バリュー・イノベーション」は従来の動物を止め、チケット代をサーカス業界の数倍であるものの、他の芸術舞台のチケットと同等価格に抑え、かつストーリー性・芸術性の高い内容にしたことで買い手にとっての価値を大幅に上げたことです。
このように、成長の見込みが無いと言われる産業でも「バリュー・イノベーション」を土台としたブルー・オーシャン戦略によって成功できるということが紹介されています。

もうひとつの例は、日本のQBハウス。散髪につきものだったシャンプーやマッサージ等のサービスを省き、好立地において10分1080円という料金を実現しました。低価格、時短だけでなく、好立地という点も買い手にとっての大きな価値となります。
本書では様々な成功事例と失敗事例を交えながらブルー・オーシャン戦略について余すことなく語られています。

なかなか読み応えのある本ですが、各企業のエピソードが場合によっては実名とともに紹介され、さながら成功ストーリーを読んでいるかのようでとても引き込まれます。

ちなみに私の主宰する読書会では本書を取り上げています。まずブックレビューを行い、参加者の皆さまでディスカッションをする形式で行っています。(また、参加者の皆さまから書籍、セミナーなどたくさんの情報のシェアもあります(^^))

競争のない未開拓の市場を「バリュー・イノベーション」によって創り出す「ブルー・オーシャン戦略」ですが、実はこの戦略を策定するしないに関わらず一般の組織でも活用できる内容があります。
それは組織内においてどのように戦略を浸透させるかについて詳細に語られていることです。従業員や取引先の理解と協力をどのように得ていくのか、社内政治の乗り越え方等について具体的に説明がなされています。この部分は、ブルー・オーシャン戦略ではない戦略を部下に伝え動かすマネジメントの立場にある方にとっても、また、ご自身のビジネスを展開されたいと独立を目指す方やすでに独立されている方にとっても大変有益など情報だと感じています。読書会ではこの点においても重点的に展開し皆さまとディスカッションを深めていきたいと考えています。

まずは、時間の取れる週末に本書を手にとってみてはいかがでしょうか?

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